よくあるご質問

よくあるご質問

Q 肝細胞がんについて教えてください。
A

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。
肝細胞がん(HCC)が発生してもなかなか症状は出ません。
HCCは何らかの慢性肝障害を持っている方から発生することが特徴です。
即ち、B型、C型肝炎の方、その他アルコールなどの慢性肝疾患の方はHCCの発生に注意する必要があり、定期的な腹部超音波検査と腫瘍マーカーによりHCCを早期に発見することができます。

HCCに対して最も強力な治療法は外科的な切除ですが、腫瘍が3cm以下で3個以内であればRFA(ラジオ波焼灼療法)も可能です。
多数の腫瘍がある方にはTACE(肝動脈塞栓療法)の適応であり、遠隔転移などのある方に対しては分子標的薬・ソラフェニブを検討します。
また、食道・胃静脈瘤は肝硬変により食道や胃の静脈が拡張し生じるものです。
自覚症状はありませんが破裂しますと吐血を起こし命にかかわることがあります。
肝障害を持っている方は年に1回は上部内視鏡検査を受け、静脈瘤の有無、程度を調べることをお勧めします。


Q 膵のう胞について教えてください。
A

「のう胞」とは内部に液体が貯留した袋状病変の総称です。
肝臓や腎臓によくみられますが、これらのほとんどが心配不要なものです。
しかし、膵臓に発生するのう胞には腫瘍性のう胞の頻度が高く、その代表がIPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)です。
IPMNは「ぶどうの房」の様な形をしたのう胞であり、のう胞内に結節がみられた時は癌の可能性があり手術を検討します。
明らかな結節がみられない時は超音波検査などで経過観察を行います。経過観察を行う目的は

1:IPMNからの発がんがある
2:良性のIPMNでも他の部位に膵がんが発生することがある
3:IPMNの方には大腸がんなど膵臓以外の臓器に発がんする可能性が高い

などの3点が挙げられます。超音波検査やCTで定期的な経過観察が重要と考えます。


Q ピロリ菌とはどんな菌ですか?
A

ピロリ菌は幼児期に感染し、半永久的に胃粘膜に生息する細菌です。慢性萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍のみならず、胃リンパ腫や胃癌との関連も明らかになっています。
胃潰瘍の約70%、十二指腸潰瘍の大部分はピロリ菌が原因です。薬剤による除菌治療が可能であり、菌の消失により潰瘍の再発の可能性は低下します。


Q 逆流性食道炎の症状と治療について教えてください。
A

胃の内容物が食道内に逆流することによって引き起こされる食道の傷害や不快な症状を総称して胃食道逆流症(GERD)と呼びます。この内、食道にびらんや潰瘍のみられるものが逆流性食道炎です。
胸焼けが気になる方は胃食道逆流症の可能性が高いと思われます。
内視鏡検査で診断ができ、胃酸分泌を抑える薬剤で治療を行います。


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